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2017年12月19日ブログ

「キャッシュアウトとは何か」/岩田昭男

TBSラジオ朝の人気番組「森本毅郎・スタンバイ」(午前6時半から8時半、キャスターの森本毅郎が政治、社会、文化のニュースに鋭く切り込む報道番組)でキャッシュアウトについてコメント出演をしましたのでその一部を再録しました。


12月19日午前7時23分
森本毅郎:つぎは「現場にアタック」のコーナーです。それでは近堂かおりさん(MC)お願いします。

MC(近堂):今日は流通大手のイオンが店頭のレジで現金を引き出せるサービスを始めると言うので取材してきました。

森本毅郎:どういうものですか。

MC(近堂):これは銀行の窓口やATM以外で現金が引き出せる仕組みで、キャッシュアウトと呼びます。欧米などでは一般的なのですが、日本では初めての試みです。このサービスの仕組みやルールを整えた日本電子決済推進機構事務局長の広廣崎善啓さんにお話を聞きました。

広崎:今まで銀行法によってATMや銀行以外の所での現金の引き出しはできなかったんです。それが今年の4月の規制緩和でスーパーのPOSでもご利用できるようになリました。

今回の預金の引き出しはJデビットと言ってキャッシュカードを使ってお買い物をする仕組みの中でできるんですが、将来的にはこのキャッシュアウトを1000行以上の金融機関様のカードで取り扱いできるようになります。


毅郎:お店のレジをATMのようにすると言うことなんだよね。

MC (近堂):そうなんです。Jデビットというのが出てきましたけれども、これは日本独自のデビットカードのことなんです。デビットカードと言うのは聞いたことがあるかと思いますけれども、銀行の口座のキャッシュカードを使ってお店で買い物とかサービスの提供を受けることができると言うものです。

毅郎:カードで支払えるのでクレジットカードみたいだなと思いますけれどもそれとの違いは。

MC(近堂):デビットカードで支払った場合には即時決済と言って、その場ですぐに口座からお金が引き落とされます。クレジットカードは翌月に支払いになりますけれどもデビットカードはその場で支払いができるというものです。そのカードを利用してキャッシュアウトと言うお金を引き出せるサービスをやろうと言う事なんですよ。

毅郎 :これは現金を引き出すだけでもいいしお買い物をしたついでに現金を引き出すこともできるんですかね。どうやるんですか。

MC(近堂):例えば2,000円お買い物してそれと同時に10,000円の現金を引き出そうとしたら、最初に10000円をお願いしますと言うとレジから10,000円を出してくれるわけですね、だけど銀行口座からは2,000円が引かれていて合計12,000円がその場で引き落とされると言うことになるわけなんです。
現金を引き出すだけでいいか、買い物も一緒にできるかはイオンは検討中だそうです。レジでキャッシュカードの暗証番号を打ち込むと言うのはこれまでのATMと同じになりそうです。

MC(近堂):利用者としてはまた1つ便利なサービスが増えると言うことなんですけれど、すでにコンビニとか、お金をおろせる所があるので、増える分にはいいけどそれがPRポイントになるかと思うとどうでしょうか。その辺のことを専門家に聞いてみました、消費生活評論家の岩田昭男さんのお話です。

岩田:東京のど真ん中や都心部ならあまり必要がないような気がしますね、ただ地方に行くとコンビニを探すとか、ATMのあるところを探すのが難しいので、そういう場所で意味がある。例えば自分の家のすぐ側にある店でキャッシュアウトをやってくれると楽だと思います。主な目的は都市部と言うより過疎地でしょうね。過疎地にある店でその機能をつければ年金暮らしのお年寄りとか手軽に現金を取り出せるメリットがあると思うんですね。


毅郎:そうか、地方なんだな。

MC(近堂):そうなんですね、その話を聞いてなるほどと思って、調べてみたんですが、確かにコンビニのATMの台数は今も増え続けています。しかし1台あたりの利用件数は減少傾向が目立ってきています。また、ATMの導入コストは1台数百万円と言われているので、ちょっとお荷物になりつつあるのが実情ですから、今後、コンビニATMがもっと増えるかと言うのも疑問なんです。

毅郎:そうなんだ。ATMも苦しいんだ。だからキャッシュアウトでやろうとしてるんだね。

MC(近堂):と同時にメガバンクや地方の銀行はATMを縮小するところが増えています。この15年でメガバンクのATMの台数が10%減っていますし。地銀も5%減っているのが現状です。

こうした状況で地方、特に過疎地域で暮らす人は大変不便になっている。この問題を解決するために日本電子決済推進機構はスーパーのレジなど身近なお店で現金をおろせる仕組みを作ってキャッシュアウトをやってみませんかと声をかけたわけです。それで、イオンが私たちがやりますと声を上げたのです。これでなかなか充実しそうだなと言うところです。



スーパーのレジがATM代わりになるサービス開始、広がるか!?/森本毅郎 スタンバイ!

この番組でキャッシュアウトは、高コストなATMを補完する役割があることが分かりました。また、私もふれましたが、キャッシュアウトは都市住民へのサービスというよりは地方の人のためのサービスということで、地域創生や少子高齢化社会を見据えたサービスといえます。
番組の後半では、キャッシュアウトはJデビット再興のための切り札サービスとの意見がだされましたが、これはちょっと賛成しかねます。それよりブランドデビットの流れを食い止めるのが目的のように思います。まず何より買い物で利用できる店舗を増やすことが大事でしょう。

岩田昭男


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