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ラブライブからふなっしーまで、
カードづくりの裏話がどっさり!
【三菱UFJニコス編】

クレジットカード道場師範/岩田昭男


お気に入りのキャラクターのクレジットカードがほしい、とデザインにこだわりを持つ人が増え続け、キャラクターカードが相次いで発行されている。こういったブームの火付け役である三菱UFJニコス㈱会員推進グループ藤本卓也氏に『ラブライブ!』から『ふなっしー』まで、カードづくりの裏話をうかがってみた。

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三菱UFJニコス㈱会員推進グループ藤本卓也氏

 

アニメ、ゆるキャラが次々誕生!
有名キャラクターカードが生まれるまで
岩田昭男×藤本卓也氏

スタートは「マイメロディ」

岩田 今のブームにつながる最初のキャラクターカードは何ですか?

藤本氏 平成26年の1月からスタートした「マイメロディ」です。20代の女性に人気があり、はじめてのクレジットカードという方も多いようです。

岩田 それで、現在はVIASOカードを中心に10種類のカードがでているわけですね。「マイメロディ」の次が、「くまモン」、「ふなっしー」ですか。

藤本氏 ゆるキャラがブームになった時期です。根強いファンがいます。「くまモン」は男女共に人気が高く「ふなっしー」は30~40代の女性に大変な人気があり、同じゆるキャラでもファン層が大きく異なることに驚きました。

岩田 そのあとにアニメ系が登場するわけですね。

藤本氏 昔、社会現象にもなった「けいおん!」がちょうど5周年を迎えていたため、記念としてコラボレーションを行いました。部署は違うのですが当社にも熱狂的なファンがいまして、そうした社内の声も集めて版権の交渉にあたりました。

岩田 ファンはいろいろなことを知っていてこだわりも強い。「けいおん!」のイラストは描き下ろしですか?

VIASOカード(けいおん!デザイン キャラクター) ©かきふらい・芳文社/桜高軽音部

VIASOカード(けいおん!デザイン キャラクター)
©かきふらい・芳文社/桜高軽音部


藤本氏 はい。けいおん!に限らずですが、基本的に当社からイメージをお伝えし描き下ろしをお願いします。変化球で描く、王道で描くなど複数の選択肢がありますが、ファンと協議すると、「今この時期だからこういうものがいい」とか様々な意見が出てきます。そういうことも伝えながら版権元様の考えを尊重し、券面をつくっていきます。

「くまモン」が二色のわけ、「ふなっしー」の泣ける話

岩田 「くまモン」のキャラクターカードはピンクの二つの色がありますね。

藤本氏 男性と女性向けということを意識しました。「マイメロディ」のように圧倒的に女性が多いのならピンクの一色にすればいいのですが、ふるさと納税に寄付ができるという機能も付けているので、熊本を愛する男性もいらっしゃるでしょうし、緑とピンクの両方つくって、男性でも女性でも持ちやすいようにしました。実際に今お持ちの方も男女半々くらいです。

岩田 予測がうまく当たったわけですね。「ふなっしー」では何かありますか?

藤本氏 「ふなっしー」さんはキャラクターカードの話を持って行ったときに、ライセンス料は寄付してくださいとおっしゃいました。

岩田 どこに寄付するというのですか?

VIASOカード(ふなっしーデザイン) ©ふなっしー

VIASOカード(ふなっしーデザイン)
©ふなっしー



藤本氏 東日本大震災で親をなくした子どもたちを支援する「公益財団法人 みちのく未来基金」というところに寄付してくれないかということでした。実際にこちらの団体の方とお話した際には、「『ふなっしー』さんにはいつも支援していただいているのですが、なかなかお話ができなくて、ぜひお礼をいっておいてください」と頼まれてしまいました。

岩田 ほかの仕事でも同じように寄付をしているのでしょう。いい話ですね。

岩田 「ラブライブ!」について聞かせてください。

藤本氏 「ラブライブ!」は、熱狂的なファンがいる人気のコンテンツであることがリリースした大きな理由なのですが、それに加え、TVアニメに登場する舞台が当社と所縁のある場所であったことも理由のひとつとしてあります。実は、当社のオフィスがある秋葉原駅そばのビルがモデルとなった学園が「ラブライブ!」のTVアニメに出てくるのです。主人公たちのライバルの本拠地としてですが・・・(笑)

こういったところにご縁を感じ、企画を立案させていただきました。

岩田 それはおもしろいですね。

キャラクターを載せたVIASOはバランスのいいカード

岩田 使わずに大事にしまっておくのか、どんどん使って人に見せるのか、キャラクターカードのユーザーにとって永遠の課題ですね。

藤本氏 そうですね、しかし以前に比べるとキャラクターカードの稼働率は高くなっています。クレジットカードが世の中に浸透してきて、コンビニなどで小額でも気軽にカードが使えるようになってきたということが背景にあります。なかには「カードリーダーに通すと券面のキャラクターに傷がつくから使わない」という方もいらっしゃいますが(笑)。ただ、VIASOはインターネットに強いカードでネットショッピングであれば券面に傷がつく心配もありません。

岩田 インターネットと相性がいいカードだということですね。

藤本氏 お客様のニーズは多様なので、店頭で使う方もいれば傷つけないようにインターネットで大事に使うという方もいます。

岩田 インターネットで使う人のために飾りのプレートのようなものをポイント交換商品としてつくったらどうでしょうか。

藤本氏 各券種とも基本はVIASOカードなのでたまったポイントは交換ではなく、キャッシュバックです。そのためオリジナルグッズと交換というのはできないのですが、その代わり描き下ろしデザインを活用し発券封入物に、たとえば「けいおん」ではポストカード、ラブライブではシールを入れています。「券面のキャラクターがせっかくの描き下ろしなのにNICOSのマークやICチップが入ってしまうのはもったいない」という声が社内のファンの間でありました。そこで、キャラクターがよく映えるよう、ポストカードやシールにしたものを送りましょう、ということになったのです。ポストカードは額縁に入れて飾ったり、シールはいろいろなものに貼って、楽しんでいただいているようです。

岩田 それはファンにとっては大きな特典ですね、ほかにもありますか?

藤本氏 バランスがいいカードということですね。VIASOカードはご入会いただき、ご利用していただくと最大6千円から1万円分のポイントがつくキャンペーンを行っているので、それをキャッシュバックして好きなグッズを買っていただくというのがいいのではないでしょうか。

VIASOカードはたくさんの方に入会していただいています。やはり、クレジットカードのスペックがよくて券面が好きなデザインで、ポストカードやシールがもらえる特典があるということで、お客様にはご満足いただいているのではないかと考えています。

岩田 バランスがいいカードということですね。

藤本氏 しっかり実用性があって、なおかつ自分の趣味にもあうカードとして評価いただいているのだと思います。

岩田 クレジットカードを使えるのは18歳以上ですが、券面のキャラクターのファンは低年齢層が中心です。いちばん懸念していたのは、そのギャップをどうするのかということです。

藤本氏 そうですね、確かにクレジットカードという商品は18歳未満の方はお申込みいただけません。そのことは変えようがないわけですが、興味のあるキャラクターのコンテンツからこんなカードがリリースされましたという情報をSNSなどで流し、三菱UFJニコスがこういうカードを出しているんだと若いうちから認識していただく機会をこのカードでつくれるのかな、と考えています。そういう方が18歳になったときに、当社のカードを選んでいただくきっかけになると思っています。そんなふうに、インターネットの時代に即したかたちでご指摘のギャップを埋めていければと思います。

岩田 プリペイドカードにして低年齢層に楽しんでもらうこともできます。

藤本氏 それもひとつの方法だと思います。

 

「小銭は持たない主義」の言葉が入った「ぐでたま」

岩田 「ぐでたま」については何かエピソードがありますか?

VIASOカード(ぐでたま デザイン) ©'13, '16 SANRIO CO., LTD. ©'13, '16 SANRIO CO., LTD. APPROVAL No. G563337 S/D・G

VIASOカード(ぐでたま デザイン)
©’13, ’16 SANRIO CO., LTD.
APPROVAL No. G563337
S/D・G



藤本氏 「マイメロディ」と同じくサンリオ様のキャラクターですが、2015年のサンリオキャラクター大賞では「マイメロディ」を抑えて4位になるほど人気が出たためコラボレーションしました。「ぐでたま」は、「ぐでぐでやる気のないたまご」で鋭いツッコミや皮肉、毒のあるコメントを吐きます。それで「クレジットカードつくるのめんどくさい」というようなことをいわせたい、という意見もありましたが、さすがにそれは採用できませんでした(笑)。結局、「小銭は持たない主義」となったのですが、券面のなかに言葉が入っているキャラクターカードは他にないのではないかと思います。

岩田 その言葉がいろいろ変わるともっとおもしろいでね。他にも「弱虫ペダル」というのがありますね。

藤本氏 はい、「弱虫ペダル」はデザインにだいぶ迷いましたが、結果としてかなり冒険的な試みをしました。ふつうはキャラクターが並んで正面を向いているものが多いのですが、VIASOカード(弱虫ペダルデザイン)ではキャラクターが券面いっぱいにアップで描かれています。

岩田 反応はいかがですか?

藤本氏 おかげさまで好評です。描き下ろしデザインなので、やはりそれが大きな魅力になっているようです。こうしたレアなイラスト、グッズが欲しいという意見が多いようです。ひと昔前にこういったことをやっても収益に結び付けることは難しかったかもしれません。今だからこそできるサービスではないでしょうか。

岩田 「Wake Up,Girls!」(ウェイクアップ・ガールズ)のことをお聞きします。これはどんな物語ですか。

藤本氏 アイドルグループの7人の少女が仙台を舞台に成長していくというアニメーションで、このグループを応援する熱狂的なファンがいます。

このアニメーションプロジェクトの発端が、東日本大震災の大きな被害を受けた仙台の復興支援であり、物語のゆかりの地をファンが訪れるなど、いわゆる聖地巡礼が観光客の誘致に一役買っています。

岩田 町おこしの役目を果たしているわけですね。

藤本氏 まず映画が公開され、そのあとにTVアニメーションが放映されたのですが、VIASOカード(Wake Up, Girls!デザイン)は第二弾の映画の公開に合わせてリリースしました。

岩田 仙台はジャズが盛んで、音楽とは縁が深い街です。

ネットとの親和性の高さを活かした券面づくり

岩田 キャラクターカードは各カード会社が手がけるようになってきましたが、全社挙げての取り組みということでは他が早かったのでは?

藤本氏 VIASOカードについては、他社がやり始めたからということではありません。VIASOカードは、ポイントが貯まりやすく、オートキャッシュバックが可能な、わかりやすくて使いやすいカードですが、もともと当社が持っている販売チャネルやツールだけではより多くの人に知ってもらうことができませんでした。そこで、より多くの方、たとえばカードに興味のない方に対しても知ってもらうためにどういったことをすべきかと考えたときのひとつの答えがこういったかたちのキャラクター展開でした。

コンテンツ力のあるキャラクターや団体とコラボすることによって、そのキャラクターが好きな方、団体のファンの方に対して「こういうカードがある」というアプローチができます。

もともと当社はVIASOカード以外にもキャラクターカードを出しており、キャラクターカードの持つ威力というか、訴求力の強さはわかっていました。そういう下地があるので現在のキャラクターカードの展開にすんなり入っていけました。

岩田 キャラクターカードの発行に当たっては、著作権が関係してくるので許諾を得る難しさがあると思いますが、その辺はいかがですか?

藤本氏 はい。版権元様とのライセンス契約交渉は、その使用用途や著作権の都合上、多くの調整事項があります。クレジットカードという形にするにあたって、様々な面からアプローチして交渉しなければいけません。

岩田 今後はどんなキャラクターが予定されているのですか?

藤本氏 これまで10種類の券面で多くの方にご入会いただいています。この流れを継続し、キャラクターの券種を増やしていきたいと考えています。一方、キャラクター以外の団体など別の分野を広げていくことも視野に入れています。

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